USBメモリを実際に活用する

USBメモリの使い方で悩む人は、ほとんどいない。パソコンのUSBポートに接続すれば、自動的に「リムーバブルディスク」が起動する。こうした簡単な使い方以外に、設定を変更したり、便利なツールを導入すればもっと賢く利用することができる。
自動でリムーバブルディスクが起動するが、他のメモリーカードなどを搭載している場合、USBメモリがどのドライブかわからなくなってしまう場合がある。
そこで、USBメモリを挿入したときにUSBメモリの名前やアイコンを別にしておけばわかりやすい。

フォーマットの方法

通常、USBメモリの名前は(ボリュームラベル)は購入後にフォーマットする際に付ける。フォーマットの方法は、USBメモリをUSBポートに挿して、そのドライブで右クリックして「フォーマット」を選ぶ。ボリュームラベル欄には、半角11文字以内で入力する。その後、「フォーマット」を押す。フォーマットする場合、USBメモリ内のデータは全て消えるので要注意する。購入した際にUSBメモリ内にツールなどが保存されている場合もあるので、注意する。

USBメモリで使えるファイルシステムには4種類ある。

  • FAT
  • FAT32
  • exFAT
  • NTFS

となっている。やたらにどれでも選べるというわけではない。以下の表を参考にしてほしい。

  1ファイル容量 ドライブ容量 Windows対応 Mac OS対応
FAT 2GBまで 4GBまで 全バージョン OS8.6以降
FAT32 4GBまで 2TBまで 全バージョン OS X以降
exFAT 16EBまで 16EBまで vista以降は標準対応。XPは追加プログラム。 OS X 10.6.5以降
NTFS 256TBまで 256TBまで XP以降は標準対応。 読み込みのみ

4GB以下のUSBメモリであれば、FAT32、8GB以上のUSBメモリでは、exFATを使うのがよい。
16EBまで対応しており、ファイルの制限が内レベルである。Windows vista、7であればハードディスク用のファイルシステムになるので心配ない。MFTSでもいいように思うが、exFATの方がデータ転送速度が速い。

USBメモリのアイコンを変更したい

まずは、アイコン画像のファイル(拡張子はico)を入手しよう。自分でも作成できるが、ちょっと難しい。USBメモリの形やデザインのアイコンが像がたくさん見つかるのでそれを利用したい!
次にこの、アイコンを表示させる「autrun.inf」という設定ファイルを作成する。autrun.infは、USBメモリだけでなくCDやDVDをパソコンに挿入したときに自動的に参照される設定ファイルとなる。
メモ帳などで必要な文字を入力するだけの簡単操作ですぐに造ることができる。

メモ帳で1行目に「[autorun]」、2行目に「[icon]に続けてアイコン画像のファイル名を“”でくくって指定する」ファイル名の最後には、[ico.]の拡張子を忘れずに入れる。
このファイルを「autrun.inf」というファイル名でUSBメモリに保存する。
次回からパソコンにUSBメモリを接続すると、指定したアイコンが「マイコンピュータ」上に表示される。ところで、USBメモリ内にデータを保存するために「スタート」メニューからいちいち「マイコンピュータ」の画面を開くのは面倒。この手間を省けるのが「Desk Drive」というフリーソフト。USBメモリをパソコンに接続したときに自動的にショートカットアイコンを表示してくれる。

Desk Drive
URL:http://blueonionsoftware.com/deskdrive.aspx

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